◆納骨・永代経について◆

ご葬儀が終わった後、火葬を行いご遺骨をお預かりされることとなります。その後、初七日、七日参り、満中陰(四十九日)、一周忌、三回忌など、様々な法要をお勤めいたします。こうした間に、ご遺骨をどのように安置していくか、つまり、「納骨」はどのようにすべきかをお考えになります。納骨するということは、永代にわたって故人の尊いご遺骨を守るとともに、阿弥陀如来のみ教えを、お念仏を通して知る機縁となります。

近年の納骨近年、「墓じまい」や「改葬」といったお墓やご遺骨にまつわることをお聞きすることが増えました。共通していることは、納骨した後にお墓を護持していくための継承者がいないとういことです。核家族化や人口流動化の進行、二世帯同居率低下、お墓をみてこられた方々の高齢化など現代ならではの様々な理由が要因であると言えます。しかし、お亡くなりになった方への想いやご遺骨を永代にわたって大切にしていきたいという想いは、今も昔も変わらないと言えます。
納骨はどこへ納骨をする形は、当家、親類のご意向によりお決めいただくことになります。納骨は、当家が何代にも渡り継承しているお墓、寺院等が護持運営する納骨堂が挙げられます。また、お墓と寺院の納骨、当家のお墓と故人のお生まれになった土地のお墓などにぞれぞれ分けて、「分骨」という形で、納骨することもございます。どのような「納骨」の形でも、当家、親類のみなさまで十分な方向性を決めていただく必要がございます。
納骨の時期「納骨はいつまでにすればよいでしょう?」といったご相談をよくお受けいたします。納骨をできるだけ早くしないと、なにか災いや不幸があるのではないかとご心配をされていることがございますが、浄土真宗におきまして、納骨をいつまでに終えるという期日はございません。ですので、納骨に対して、ご当家のお心に受け入れができる時期をみてお納めいただければよいです。
◆永代について◆

安養寺では、様々なご事情で年忌(法事)勤めることができない、また、お寺で勤めて欲しいとお考えの場合など、「永代経懇志」をお納めいただき50回忌までの法要をお勤めをする「永代経」がございます。また、年3回勤修する「永代経法要」(春季法要・秋季法要・総永代経)のご案内をさせていただきます。永代経法要をとおして、故人を偲び、法にふれていただく機縁としていただけます。

◆安養寺納骨堂への納骨◆

安養寺には、60年以上の歴史を持つ納骨堂がございます。多くの方々のご遺骨を、永代にわたって安心して安置していただけるよう、24時間いつでもお参りいただくとともに、本堂に隣接していることから、阿弥陀如来のお近くで心静かにお参りいただくことができます。


〔ご遺骨、お位牌、過去帳等を一定の期間お預かり〕

納骨時期をご家族、親類等と考えているためその時期が決まらない、また、様々なご事情で一時的にご遺骨やご自宅にあるお位牌、過去帳の保管をお考えである場合、安養寺本堂にてお預かりをさせていただけます。

〔受 付〕

  安養寺にお越しいただくか、お電話にて受付

 

〔お預かりの期間〕

 ご希望される期間をお申し出いただき、ご相談のうえ期間を決定

 

〔お預かりの場所〕

  安養寺本堂内もしくは納骨堂准祀室にて一定期間保管

 

〔お預かりの対象〕

  ①ご遺骨

  ②お位牌

  ③過去帳

  ④その他、ご自宅で保管や安置をお考えされているもの

 

〔お預かり懇志〕

 お預かりさせていただく対象や期間により異なりますので、受付時にお伝えさせていただきます。

 


【安養寺納骨堂】

〔納骨堂の詳細〕

〔納骨堂外観・祠室内〕

−納骨までの流れ−